Memorable Hotel、それはVoyagerがおススメしたい、アジア各地に宝石のように輝く一生記憶に残るとっておきのホテル。
最初の煌めきはバンヤンツリー・プーケットのスパ・サンクチュアリーと新アクティビティ、サンクチュアリー・ウェルビーイングです。
とっておきのホテルで得る、スパの聖域
Memorable Hotelの最初のホテルに選んだのはバンヤンツリー・プーケット。6つのラグジュアリーホテルがあるプーケット最大のリゾート施設、ラグーナ・プーケットの顔であり、全室ヴィラ造りとあって休日を過ごすのにふさわしい落ち着いた趣きを持ち合わせています。その意義はすでに【Memorable Hotel1-1】Introduction ホテルリゾートとスパの聖地 バンヤンツリー・プーケットの軌跡でご紹介しています。
1994年、プーケットから放たれたバンヤンツリー ホテルズ&リゾーツは現在、世界25カ国に46軒のホテル、62軒のスパ、75軒のギャラリー(オリジナルプロダクトやセレクト商品を販売する自社ブティック)、3か所のゴルフコースを運営しています。
記念すべき、グループの始まりの地には、最上級のダブルプール・ヴィラや美しいラグーンの周りに点在するプライベートな空間、バンヤン・ラグーン・プール・ヴィラ他すべてプール付きの8タイプがあり、思い描く休日毎に滞在するヴィラを選ぶことができます。
中でもVoyager編集部が「とっておき」に選んだのは、大人の休日のために用意された、わずか12棟の限られた施設、スパ・サンクチュアリーです。
バンヤンツリー・プーケット・スパ・サンクチュアリー
【Banyan Tree Phuket SPA SANCTUARY】
公式URL:https://www.banyantree.com/en/thailand/spa-sanctuary-phuket/
宿泊料:1泊1室2名まで 約THB24,750 税・サ別
ヴィラで受けられるマッサージ:Balinese /Deep Tissue /Gentle Touch /Thai Classic /Thai Essence
バンヤンツリー ホテルズ&リゾーツといえば、プーケットを皮切りにタイを一大スパブームへと導くこととなるトロピカル・ガーデンスパを提唱した先駆者。それは、かつてホテルの無機質な小部屋で行われていたマッサージやフェイシャルといった美容的なサービスに劇的な革新をもたらしたました。
浜辺のリゾートならではの恵まれた自然を舞台に、東洋の伝統療法や美容法をベースにメニューを考案。さらにタイハーブや花、野菜といったナチュラルな素材をケアに取り入れています。加えてアロマオイルやお香による香りの演出など、五感を刺激するアプローチを施し、休息に訪れた旅人を癒し、労わり、心身の回復を助ける場所に徹してきました。
以降、タイを中心に各国に広まったホテルスパブームは周知の通りですが、オリジナルブランドのスパを持つ世界的なホテルグループ多々ある中、独自の養成所を持つ企業は極めて少ないのが現状です。しかしバンヤンツリーの先駆者たる誇りは留まることを知りません。2001年、プーケットを皮切りにバンヤンツリー・スパ・アカデミーというセラピスト養成所の設立。インドネシアのビンタン島、中国の麗江で運営され多くの優秀なセラピストを育ててきました。とくに発祥の地・バンヤンツリー・プーケットはスピリッツを色褪せさせることなく継承する意味でもスパ・サンクチュアリーという聖域が敷かれているのです。
ヴィラにはラグーンに向けて位置するもの、庭に滝を配したものもあり、いずれもサラと呼ばれるマッサージ用の東屋も設置され、楽園でとことん癒しの日々に浸れる造りとなっています。またスパ&ウェルネスリゾートとしての機能をこれまで以上に強化。2018年10月より新たなアクティビティ、サンクチュアリー・ウェルビーイングが開始され、滞在する意義をさらに高めました。休息の場所から、蘇りの場所へ大きく進化し、ゲストを幸福へと導くアクティビリティと趣向を凝らしています。
そこでまずはスパ・サンクチュアリーの施設をご紹介します。タイ式の伝統様式を施した風情あるヴィラにはプールやサラが配置され、プライベートな時間にとことん浸ることができます。サンクチュアリー・ウェルビーイングの提供にあたり、ルーム・アメニティ―も一新。オーガニック食材を用い、ハーブティーやフレッシュジュース、ナッツやドライフルーツなどを取りそろえたエナジーバーでゲストをお出迎え。今後はバーコーナーのラインナップも、他のヴィラタイプと差別化し、より健康を気遣うメニューに変化していくといいます。
【ギャラリー クリックすると拡大されます】
風情と居心地を高め、さらに旅時間を盛り上げる細やかな演出はベッドルームにも散りばめられています。
スパ・サンクチュアリー 蓮の中で眠る夜と目覚める朝
玄関の扉を締めた途端に手に入れる自分だけの空間。風が通り過ぎる度にプールやラグーナの水面には漣が立ち、木々は優しく揺れ、枝葉を鳴らします。寝室周りや庭の池には睡蓮が咲き、鳥の声で目覚めた時、窓の外にはまるで夢のような風景を見ることができます。理想的な眠りには灯りも重要と考え、目や心に優しく作用する特許取得の照明に変えるなど、細やかな工夫と労わりが凝らされているのです。
【ギャラリー クリックすると拡大されます】
到着した晩から体験できるサンクチュアリー・ウェルビーイングは、スリープ・リチュアル。お休み前に設けられた癒しのスチーム・サウナや特製バス、瞑想の時間です。
曜日 | 月曜日 | 火曜日 | 水曜日 | 木曜日 | 金曜日 | 土曜日 | 日曜日 |
詳細 | クレンジング・バス | リラクシング・スチーム | 感謝の瞑想 | リラクシング・バス | ロマンス・スチーム | 眠りのための瞑想 | クレンジング・スチーム |
たとえばロマンス・スチームはコブミカン、ターメリック、レモングラス、プライ(ポンツクショウガ)、カンファ―、そして蓮やジャスミンを添えた特製ハーブの盛り合わせ。ローズとラベンダーのアロマを加えたバタフライ・ピー ティーをかけてヴィラのシャワールーム兼スチームサウナで楽しみます。
またリラクシング・バスもまた優雅なバスタイム。ジャスミンとバラ香るフラワーウォーターをはじめ、アロエと金箔の特製ジェル、ココナッツミルクやブラウンシュガーといった食材を使ったバスアメニティを使えば王様か女王様になった気分が味わえます。
眠りの場であるベッドルームはとくに重要。睡眠に最適な温度に設定され、好みのリネンや枕もで整えられます。照明、さらにスパ・サンクチュアリー仕様の音楽に取り巻かれ、かつてない程の幸せな気分で眠りに落ちていくのです。
こうして、とっておきのホテルでとっておきの休日がスタート。さらに滞在が楽しく、しかも麗しいサービスを次ページでご紹介します。
ヴィラで過ごす至福の休日
日暮れのヴィラをロマンティックに演出するならインティメント・モーメントもお試し頂きたいところ。間違いなく、一生忘れられない夜になります。
【ギャラリー クリックすると拡大されます】
キャンドルの灯りに浮かび上がるのは、そこかしこに散りばめられたデンファレ。中でもフラワー・バスに浸かれば、これまで抱えていたストレスや悩み事も手放し、楽園にたどり着いた奇蹟に酔いしてることができます。アニヴァーサリーやサプライズの贈り物にもぴったりで価格も手ごろです。またこの感動は女性だけのものではありません。男性といえども日常を忘れ、かけがえのない休日を手にした実感を得ることができるはずです。
インティメント・モーメント
【Intimate moment】
価格(税・サ込み):2,200タイバーツ
バスタブやベッドルームのフラワーデコレーション、ワイン、チョコレート、マッサージオイルなどのサービス
ヴィラで過ごすリゾートの醍醐味は食にもあります。24時間提供されるイン・ヴィラ・ダイニングの中でも清々しい光と空気の中でいただく朝食はとくにおススメです。
【ギャラリー クリックすると拡大されます】
ヴィラから一歩も出ることなくイン・ヴィラ・ブレックファスト。スタンダードメニューから選べば料金も宿泊料金に含まれています。午前6時から12時までの長めの提供時間なので朝早くでも寝坊の後でも大丈夫。オレンジ、マンゴー、パイナップルといったタイ産フルーツのジュース。焼き立てのパンに卵料理といったアメリカンスタイル。伝統的な雑炊やお粥、麺などタイ式のメニューもあり、朝の楽しみが尽きる事はありません。
バンヤンツリー・プーケット・スパ・サンクチュアリー
【Banyan Tree Phuket SPA SANCTUARY】
公式URL:https://www.banyantree.com/en/thailand/spa-sanctuary-phuket/
宿泊料:宿泊料:1泊1室2名まで 約THB24,750 税・サ別
ヴィラで受けられるマッサージ:Balinese /Deep Tissue /Gentle Touch /Thai Classic /Thai Essence
いずれも麗しく、感動の瞬間。しかしスパ・サンクチュアリー滞在は食べて寝るだけではなく、サンクチュアリー・ウェルビーイングにあるのです。次回はその詳細をご案内します。
■バンヤンツリー・プーケット Banyan Tree Phuket
住所:33,33/27 Moo 4, Srisoonthorn Road, Cherngtalay, Amphur Talang, Phuket 83110, Thailand
電話番号: +66 (0)76 372 400
予約専用フリーダイヤル:0120-778-187(日本語対応)
問い合わせ・予約メールアドレス:phuket@banyantree.com
公式URL:https://www.banyantree.com/en/thailand/phuket/
協力(順不同・敬称略):バンヤンツリー・プーケット/タイ・エアアジアX
【バカンスをより充実させる情報はクリックしてバンヤンツリー・プーケットで】
<Memorable Hotel1 バックナンバー>
写真・文:泉美咲月(Satsuki Izumi)
Voyager は旅を愛し、旅で生かされる” 大人” のためのWeb マガジンです。旅に欠かせないもの、それは感動とストーリー、かけがえのない想い出。そのために実際に取材を経て、生の声を伺い記事を制作しております。だからこそ、このサイト全般において文章・画像等の無断転載、無断転記は固くお断りしております。文章、写真の著作権はすべてVoyager編集部に帰属します。
コメント