KIKKOMAN LIVE KITCHEN TOKYO×松井誠さん(俳優) ~日本で味わう アジアご飯~

日本で味わう アジアご飯

『日本で味わう アジアご飯』新スタートを記念し、お食事にお招きしたのは、本誌創刊早々に『私という名の旅 Vol.2』にご出演いただいた俳優・松井誠さん。目指したレストランは、昨年のオープン以来、唯一にして無二と話題の『KIKKOMAN LIVE KITCHEN TOKYO(キッコーマン ライブ キッチン 東京)』です。


松井 誠(まつい・まこと)
■1960年、松井千恵子一座の座長の息子に生まれ、捨て子の役で0歳にて初舞台を踏む。中学卒業と同時に家出。新宿でホスト家業に身をやつすが25歳で『劇団誠』を旗揚げ。2000年、中日劇場にて旅役者出身の役者一個人としては初めて大劇場の座長に抜擢。以降明治座、新歌舞伎座、御園座他多くの劇場で座長公演を務める。代表作に『雄・呂・血』『雪之丞変化』『四谷怪談』などがある。2020年2月は明治座『川中美幸特別公演』に出演。
HP:http://www.makotonokokoro.net/
公式ブログ:https://ameblo.jp/makoto-matsui/

ょうど1周年となる今月『KIKKOMAN LIVE KITCHEN TOKYO』では、初の外国人シェフを迎え、日々新たな味の提案と、日本の食の可能性を追及し続けています。

の仕掛け人は、文字通り“キッコーマン”。国内外で活躍する名シェフが月毎に2、3人でタッグを組み“融合”をテーマに料理を開発。しかも、その提供は実演やトークを織り交ぜたライブキッチン(レストラン)スタイルというのが斬新。江戸時代創業、約360年に渡って日本の味“醤油”を伝えてきた老舗企業が、新たな食のエンターテインメントに挑んでいます。

フェ&バー、さらに売店を併設し、看板商品・醤油を筆頭に同グループのマンズワイン、この月の食材の生産地の商品が販売されているのも一興です。

売店には御用醤油を宮内庁への納める際に使われた御用箱を展示。スーパーなどには出回らない限定商品も多々並ぶ

頃からご自分で料理をしたり、ワインを嗜む松井さんは店内に入った途端に興味津々。食事を前に早速、お買い物の算段。

て、今回のお目当ては“アジアご飯”。台湾のホテル『リージェント台北』の広東料理『シルクハウス』の蔡少華シェフと『kappou ukai』の他力野慶太シェフのコラボを味わうことです。

「中国料理と日本料理の共演は、キッコーマンの経営理念“食文化の国際交流”そのものですね。ここでしか味わえないレシピも貴重ですし、役者としては“見せる料理”に関心が高まります」と松井さん。ライブスタートが待ち遠しいご様子です。

常時は『KIKKOMAN LIVE KITCHEN TOKYO』のキッチンシェフが実演を行いますがスペシャルデーはメニュー考案シェフが登場し、レシピ作りの秘話も交え、技と料理を披露し人気です。

(左)『kappou ukai』他力野慶太シェフ(右)『リージェント台北』の広東料理『晶華軒』の蔡少華シェフ 写真提供:『KIKKOMAN LIVE KITCHEN TOKYO』

“ライブキッチン”という趣向は、珍しく人気の料理バラエティ番組『料理の鉄人』を彷彿させます。そしていよいよ、シェフが登場。料理を仕上げつつ、食材や調理についての解説がおこなわれます。

ステージに見立てた中央の実演キッチン。MCとシェフたちの掛け合いの中、調理が進行する、この夜はキッチンシェフが登壇

ェフのコラボと共に楽しみなのは食材。毎々、選ばれた各都道府県の旬の食材を使って調理されるのも特徴です。11月は福井県の陸や海の名産が使われています。

2019年 11月のメニュー
前 菜 贅沢ちらし鮨 ~炊きたて福井県産いちほまれで~
蒸し物 “国宝の宴” 翠玉白菜と肉形石
焼き物 寒鰤照り焼き大根 ~北陸の二重奏~
炸物 蟹の甲羅射込み 広東風仕立て
煮 物 越前蟹たっぷり 丸焼き海老芋
お食事 リージェント台北 チャンピオン牛肉麺
デザート 二色団子入り豆乳スープ、ラ フランス コンポートマンズ信濃リースリング ソルベ

各席から見やすく配置されているモニター/時に調理前の食材などもシェフたちがテーブルを周り、プレゼンテーションする/季節の柿を使った今月のカクテル(2019年11月)/料理に合わせてペアリングされるワイン

望の実食。前菜に登場したのは『贅沢ちらし鮨 ~炊きたて福井県産いちほまれで~』。甘みのある“いちほまれ”は海鮮との相性もぴったり。魚のおいしいこの季節、とくに皮と身の間の脂を味わって欲しいという他力野シェフの想いから、刺身ではなくひと手間かけた焼き霜造りに仕上げています。

(左)『贅沢ちらし鮨 ~炊きたて福井県産いちほまれで~』(右)苦手な食材もおいしく食べられてしまうくらい美味に仕上げている

「温かい“いちほまれ”の酢飯が新鮮ですね。生姜や茗荷、大葉の香りも素晴らしい。実は私は大葉が苦手なのにおいしく食べてしまいました! 甘エビや鯖、鰹といったネタも最高。漬け風にしてあるので醤油の香りとコクがより引き立っています。最初から、ちらしというのは驚きでしたが、お腹に溜まらず、むしろ食欲がわきました」

品目は蔡少華シェフの腕の見せ所。『“国宝の宴” 翠玉白菜と肉形石』は台北の国立故宮博物院に所蔵される国宝2作を料理へと変化(へんげ)させたものです。

(左)肉形石(右)翠玉白菜

た目もそっくりで、まさに台湾名品。“肉形石”は、紹興酒のみでやわらかく煮込んだ、ふくいポーク。台湾でよく使われる甘みのあるタロイモのペーストを添えています。“翠玉白菜”は本物に刻まれているキリギリスとイナゴを真似て海老があしらわれ、遊び心を感じさせてくれます。うしたお料理にペアリングされているワインも絶妙です。

ペアリング5杯コース
1 ドラピエ ブリュット・ナチュール N.V.
2 ラ・パント アルボワ・トゥルソー 2017
3 マルク・クラウデンヴァイス ピノ・グリ・グラン・クリュ・メンヒルドベルグ2016
4 黒龍 純米吟醸 三十八号
5 ソラリス 信州シャルドネ樽仕込 2018
※ペアリング3杯コースもあり

杯のシャンパーニュから、メニューに合わせて選ばれたワインやお酒のマリアージュはパーフェクト。とくに松井さんが絶賛したのは赤ワイン『マルク・クラウデンヴァイス ピノ・グリ・グラン・クリュ・メンヒルドベルグ2016』。ペアリングされたのは、焼き物『寒鰤照り焼き大根 ~北陸の二重奏~』。寒鰤のうま味、お醤油の風味と相まってあちらこちらのテーブルから感嘆の声を上がりました。

『寒鰤照り焼き大根 ~北陸の二重奏~』

「薄口醤油と、海外でしか販売されていないたまり醤油の2種類を使って、炭で照り焼きに。その実演もいいですね。煙や匂いも、ライブならでは。さらに出汁で煮た大根と最後に合わせているので、焼き立ての香ばしさが引き立ちます。器を近づけた瞬間に香りとうま味が、一気に押し寄せてくるところが最高ですね。普通のぶり大根とは、まったくの別物。ここでしか、しかも今月しか食べられないというのも、なんとも贅沢で、名残り惜しいです」

『蟹の甲羅射込み 広東風仕立て』/『越前蟹たっぷり 丸焼き海老芋』『リージェント台北 チャンピオン牛肉麺』

回、コラボするシェフたちは、予約開始となる3か月ほど前からレシピ作りに取り組むといいます。食材の長所を最大限に引き出すことに加えて、互いの料理の持ち味と技を活かし、お客様に幸せを運びたいという願いが、すべて料理に表現されているのをひと口ごとに感じることができます。

(左)『二色団子入り豆乳スープ、ラ フランス コンポートマンズ信濃リースリング ソルベ』(右)食事後は実演スタッフや厨房を支えるシェフたちが登場。松井さんも惜しみなく拍手

「ライブ形式というのが、なんといっても素晴らしかったです。こういう試みは、女性はとくに喜ばれると思います。普通の外食は、出て来たものを順番に食べるだけですが、ここでは、作っているシェフたちの顔や調理の過程も見え、驚きや発見があります。ぜひ、来て体感して、食べてみるべき。楽しい! おいしい!という感動と喜びを、お友だちやご家族とぜひ共有して欲しいです。いつものご飯より、会話も弾みますよ」

実際にキッコーマンの工場で使われていた組木をインテリアにしているので、ほんのり醤油の香りがし「懐かしい」と松井さん

分にご堪能いただいた松井さんに近況を伺いました。

「おかげさまで忙しい年末を送らせていただくことになりました。12月は恒例となっている愛知県・大須演芸場歳末大感謝祭 誠劇場』(2019年12月14日~22日)。そして、来年2月は『川中美幸特別公演』で、久しぶりに明治座に戻ります。思いがけぬ苦難が続きましたが、これも必要な経験だったと受け止めています。役者、脚本、演出、プロデュース、誠心流の家元、そして事務所の社長業と、ひとり何役もこなしていますが、ただただ一生懸命、すべてお客様に喜んでいただくため。この『KIKKOMAN LIVEKITCHEN TOKYO』はエンターテイメントを兼ねた食の場であり、生産者さんや料理人さんたち他の多くの尽力で支えられていて、我々の世界とも似ていますね。今日は料理とシェフたちに力をいただきました。来年へと飛び込む準備は万端です」

ッコーマンが掲げるコーポレート・スローガンは「おいしい記憶をつくりたい。」。台湾と日本のシェフの融合は、訪れた人々の中に“おいしい記憶”として刻まれます。一期一会のレストランと松井さんの舞台にぜひお運びください。

<昨年の松井誠さんのインタビューはこちらから>

<ご出演情報>

川中美幸特別公演【明治座】
2020年2月4日~25日
出演:川中美幸
井上 順 松井 誠 麻丘めぐみ
芦田昌太郎 小西良太郎 安奈ゆかり ほか開演時間:11:00/16:00
料金(税込):S席(1・2階席) 12,500円 A席(3階席) 6,500円
※6歳以上有料/5歳以下のお子様のご入場はご遠慮ください
※車いすスペースは明治座チケットセンター及び明治座切符売場にて販売いたします
URL:https://www.meijiza.co.jp

KIKKOMAN LIVE KITCHEN TOKYO詳細
価格(税込・サ別):コース料理 1名15,000円(飲料代別)/ワインペアリングコース 3 杯 5,000 円、5 杯7,000 円
備考:レストランは当日予約不可、2カ月前の月始めからの完全予約制です。またキャンセル料が発生します(48時間以内のキャンセルの場合、コース代金の50%/24時間以内のキャンセルの場合、コース代金の100%)。個室を除く12歳以上のご予約・ご利用となります
※詳細、価格は2019年11月現在のものです

ご予約はこちらから

KIKKOMAN LIVE KITCHEN TOKYO
住所:東京都千代田区有楽町2-2-3 ヒューリックスクエア東京B1F

電話番号:050-3134-5158
営業時間:レストラン18:00~(ライブ時間 18:30~20:30)※予約制/スーベニアショップ11:00~21:00/カフェ&バー11:00~21:00
定休日:不定休
公式URL:https://www.kikkoman-livekitchen-tokyo.com
アクセス:東京メトロ銀座線、日比谷駅、丸の内線のC1出口から徒歩1分。JR有楽町駅の銀座口から徒歩3分他

※編集部よりお願い お問い合わせ、ご予約は直接レストランにお寄せください


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