【スパ・トラベラー2】ザ・キャピトルホテル 東急 カージュラジャ ティアド 男のSPA入門

スパトラベラー

究極のスパはホテルにあり。しかしながら未だに日本人男性の利用はまだまだ少ない傾向にあります。それではあまりにももったいない! 男女限らず満喫して頂きたいとVoyagerは考えます。壁を越えた先には心地良い癒しの世界が待っている。いい男は上質なホテルスパを知っている。新たな旅とライフスタイルの提案です。今月はザ・キャピトルホテル 東急カージュラジャ ティアド(Carju Rajah TIADO)にご案内します。


 

今月のスパ・トラベラー 西原健二さん(40歳)

株式会社スタイル・ド・リオン代表取締役。1980年代から輸入下着の卸、販売を手掛けてきた父に学び日本の輸入ランジェリー界の老舗的存在、株式会社アルテックスから昨年独立。2017年春より輸入下着の専門店「リアンジェ(Lienge)」を東京・恵比寿、神宮前にて展開している。


運気もあがる上質スパ体験

去にハワイでロミロミといったリゾートスパの経験はあるものの日本のホテルスパは初めてという西原さん。折しも昨年独立し経営者の道を歩み始め、また今年は40代に突入という節目にふさわしいザ・キャピトルホテル 東急カージュラジャ ティアドをご体験いただきました。

気になるのは『カージュラジャ ティアド』という呪文のような店名。これらは造語で「カージュ」はラテン語のCar(高貴な)に英語のJubilate(歓喜)を合わせ最高の喜びを表します。「ラジャ」はフランス語のRajeunir(若返り)を東洋風にアレンジしたもので、サンスクリット語の貴族の称号でもあります。さらに「ティアド」とは貴婦人がつけるTiara(ティアラ)と、フランス語のdoux(心地よい)が加えられていて、最高のおもてなしと極上の癒しをもたらす施設を表現しています。

界、財界からのご信仰も篤い日枝神社が見下ろせることもビジネスマンを呼び寄せる魅力のひとつ。御祭神は大山咋神で商売繁盛、社運隆昌の神様として知れ渡り、開運スパと呼びたいロケーションです。

ラグジュアリーホテルのスパならではの空間作りへのこだわりがあります。イギリス在住の日本人デザイナーを起用し独自のジャポニズムを演出。「花鳥風月」をテーマにした心落ち着く和モダンな店内から日本の美意識を感じることができます。

の「花鳥風月」は五感にアプローチする重要なキーワードでもあります。日枝神社の拝殿天井に掲げられている武蔵野の原野を彩った123枚の板絵をモチーフにした「花」。通路にはハミングバードの「鳥」。ゲストを迎えるロビーに足を踏み入れたときから感じる澄んだ空気と香りの「風」。壁紙などには古くから粋人に愛されてきた「月」。それらは都会の喧噪や仕事から切り離し心を静めてくれる役割を果たします。

そして、まだまだ女性のものと思われがちなスパですが、ここでは男性ゲスト大歓迎。専用のトリートメントルームとバーバーを設けていて宿泊客は勿論、一般客も気軽に利用できるのが嬉しいところです。

「男性専用のトリートメントルームは1室ですが着替えやロッカー、低温ミストサウナを完備した浴室、リラクゼーションエリアもあるので心置きなく過ごすことができますね。またすべてのお客様にリラックスしてプライベートタイムを過ごしていただけるようにとなるべく顔を合わせないように予約スケジュールを組んでいるのだそうです。男は恥ずかしがり屋ですからありがたいですね」

到着時は少し緊張していた西原さんですがカージュラジャ ティアドの上質な空間とサービスにすぐに馴染み始めました。

蓄積した疲れを吹き飛ばす、ストレスバスター プレミアム

ライベートでは二児の父であり奥様と子育てを分担するイクメンでもある西原さん。最近は育児と年齢的な体調の変化も感じているのだといいます。

「長男は3歳、昨年は長女を授かり、ふたりともまだまだ手がかかる年頃です。おんぶにだっこ、入浴とすべて体力勝負で育児のハードさを改めて感じています。以前は月に1度、夫婦で街スパのオイルマッサージや岩盤浴を利用していました。ダブルルーム利用で価格は30,000円ほどでしょうか。でも近頃はもっぱらカイロプラクティックに通っています。子育てのダメージが出やすい腕や肩、腰の治療をしています。癒しというより応急処置といったところです」

疲れに加え近年は顔や手足が火照り、のぼせやすい傾向にあるのだとか。さらにサーフィンが趣味ということもあって日焼けによる乾燥やシミといったダメージ、加齢によるほうれい線も気になり始めています。カウンセラーからストレスバスター プレミアムというシグネチャーメニューの提案を受けました。

■ストレスバスター プレミアム 90分
価格:ホテルゲスト/メンバー価格27,000円 ビジター 38,000円(共に税別)
詳細:オールハンドのボディトリートメント「スイナマッサージ」(45分)とフェイシャルトリートメント(45分)。
予約・お問い合わせ:03-3580-5871

て、このスパでは東洋医学を取り入れた「スイナマッサージ」をおこないます。東洋医学の健康観では気・血・津液という3つの要素から身体が構成され、それらが滞るとバランスを崩し体調に変化を与えると考えられています。そこで十二正経という12本の経絡に沿ってトリートメントし、滞りをほぐし流すことで全身の代謝を高めるのが「スイナマッサージ」なのです。

ずは翡翠を使った15分のホットストーントリートメント。じんわりと身体を温めたら手でやさしく滑らかにオイルを使って流していきます。アロマオイルにはひのき、ユズ、白檀などが用意されていてお好みで選べます。

上半身に集まりやすい気や血をめぐらせることで心を静めてくれる「スイナマッサージ」。定期的に続けることで代謝が上がりダイエットに繋がり、徐々に疲れや心理的なストレスを溜めにくい体質へと変化していくといいます。指圧やスウェディッシュマッサージのようなもみほぐしの手技と違うため「強くて痛いマッサージは苦手」と日頃敬遠している方にも最適です。

「最初は物足りないのではと思ったのですがトリートメント後はとてもすっきりして身体が軽く感じ、気がめぐるのを実感できました。フェイシャルで受けた海藻パックもひんやりして気持ちがよく癖になりそうです(笑)」

ストレスバスター プレミアムは、ボディトリートメントとフェイシャルトリートメントのコンビネーションが特徴。そのため男性でも気兼ねなくフェイスケアを試せます。そして仕上げはオリジナルパック。美白タイプ、沈静タイプ、高保湿タイプと3種のケアがあり紫外線による乾燥皺を気にする西原さんには高保湿タイプの下地を塗布した後、モイストパックという鎮静効果のあるペースト状の海藻パックを重ねました。

こにはバーバー専用エリアがあり専任の理髪師によるカットやヘッドスパ、シェービング他のサービスの提供もおこなっています。男磨きとリフレッシュにもってこいです。

「ホテル宿泊者と同じ価格で利用できるメンバーシステムも気になりました。家族や社員の福利厚生にも使えるので機能的だと思います。男女限らずスパのご褒美があっていいと思いますし、それで社員の士気と業績があがるならば高くないと思います」

カージュラジャ ティアドでは入会金、年会費不要のメンバーシップを設けており324,000円のスパチケットを購入するとメンバーズカードが発行され、メンバー価格でスパ、バーバー、化粧品の支払いができます。

自分を高めてくれるホテルスパとランジェリーの共通点


身の癒しとブラッシュアップを終え同室のリラクゼーションエリアでクールダウン。眼下の日枝神社を眺めつつオリジナルローズビネガードリンクで喉を潤し、ひさしぶりにひとりになる時間をホテルスパで過ごしたことは有意義だったと話します。

「ホテルスパとランジェリーは自分を高めてくれる共通した贅沢さと優雅さを持っているのだと知ることができました。人から見えないところだからこそこだわる。すると自信が生れ、輝くことができます。大人の男性の上質さはスパで得られるのではないでしょうか」

稼業故の視点と解釈です。

「この頃はメンズエステが増えつつありますが“エステに通っている”と口にするのはまだ少し恥ずかしいものです。その点、“ザ・キャピトルホテル 東急のスパ、カージュラジャ ティアドが行きつけ”っていうのはカッコいいじゃないですか。今日の体験で40代の目標ができた気がします」

ご満足いただけ男性スパファンをひとり獲得。さあ、男性もためらうことなくスパへ! 次回は新たなスパビギナーにバトンタッチしてお送りします。

■ザ・キャピトルホテル 東急 カージュラジャ ティアド
住所:東京都千代田区永田町2-10-3 ザ・キャピトルホテル 東急 14F

電話番号:03-3580-5871
営業時間:火~土 10:00~21:00/日・祝 10:00~19:00
定休日:月曜日(祝日の場合は、営業)
予約:完全予約制/メンバーシステムあり
ザ・キャピトルホテル 東急公式HP:http://www.capitolhoteltokyu.com/
カージュラジャ ティアド公式HP:https://www.carjurajah.jp/tiado/


写真・文:泉美咲月(Satsuki Izumi)
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