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新たなホテル文化の幕開けを予感させるローズウッド香港、いよいよ開業! マーク・ブルガー総支配人来日インタビュー 【Hotel’s News ピックアップ】

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2019年3月17日、ローズウッド・ホテルズ・アンド・リゾーツの26カ所目となるローズウッド香港が待ちに待った開業を迎えます。直前にはサンタバーバラ、直後にはバンコクのプロパティがオープンする上、アジア各地での開業が続き、今もっとも注目を集めるホテルブランドです。

龍・尖沙咀エリア、ビクトリア・ハーバー沿いにある65階建ての多目的タワーは風光明媚。客室数全413室の設計はコーン・ペダーセン・フォックス・アソシエイツによるものです。その内、スイート&シグネチャー・スイートは91室あり、1,000㎡のハーバーハウスやガーデンハウスには美しい庭園とプライベートラッププール付きのサンデッキ、プライベートジムを完備するラグジュアリーな設えです。

お帰りなさい 香港に、そして新時代のホテルに

ローズウッド香港の美しいスイートルームの数々。エグゼクティブラウンジ『マナークラブ』は40階に位置しローズウッドが提供するシグネチャーホスピタリティコンセプトのひとつで、屋外テラスも設けられていて眺めも素晴らしい

業一か月前に迫る去る2月、厳しいスケジュールをぬってマーク・ブルガー総支配人が緊急来日。大阪、名古屋、そして東京とプロモーションに駆けめぐる中、ベールに包まれたホテルの魅力の一部をどこよりも早く伺いました。

「日本の皆様に直接お目にかかってご挨拶をし、この素晴らしいニュースをお伝えしたいと願ってやってきました。まずは“お帰りなさい”と言わせてください。ビクトリア・ハーバーに面した当ホテルから見渡せる風景、インテリアやデザイン、なによりホスピタリティの高さとサービス精神においては、日本のお客様に好んで頂けるホテルだと自信を持っています」

開業1か月前に控えた中、来日。自らランチ会を主催し、日本のメディアに展望を語ったマーク・ブルガー氏

1979年、ダラス州テキサスに生まれた『ローズウッド・マンション・オン・タートル・クリーク』を皮切りに世界へと放たれたローズウッドブランド。2011年、香港を拠点に躍進し様々な名ホテルブランドを所有するニューワールド・ディベロップメント・カンパニー・リミテッドが経営権を得たことにより、この度のローズウッド香港開業に向けて殊の外奮励してきました。

「中も私たちが自信を持っておススメするもののひとつは”“です。ご存じの通り食はホテルにとって大切な要ではあるのですが、とくにCEOのソニア・チェンは食に対してのこだわりが強く、8つのレストランの業種、料理、空間造りにと並々ならぬ力を注いできました。飲食店のラインナップやコンセプト、メニュー作りなども他のホテルとはまったく違っていると言っていい出来栄えです」

港では珍しい独自運営のレストランを8つ所有するホテルという点も驚きです。その上、ほとんどのレストランに屋外テラスを設け、香港の風景や爽快感もご馳走のひとつにしています。らに香港という土地柄、文化をとり入れた点も自慢のひとつです。

「大概のホテルは中国料理、フランス料理、日本料理といったオーセンティックな店構えを好むものですし、ミシュランの星の獲得のための店作りにも翻弄しがちです。かしソニアや私たちはそうしたことに興味を持っていません。大切にしたのは、人に溢れているホテルであるということ。宿泊客以外の方も気軽に来ていただけるためのレストラン作りを目指してきました。その結果が8つの店のバリエーションと味作りだったのです」

スイス出身のブルガー総支配人。27年に渡ってラグジュアリーホテルの経営に関わり、ローズウッド北京のマネージングディレクターやクラウンタワーズホテル&カジノマカオやシティオブドリームズカジノマカオの副社長他を務めてきた

38歳のソニア・チェンさんは3人の子供の母親であり、このローズウッド ホテルズ アンド リゾーツを「4人目の子供」と呼び、愛おしみ育てることに情熱を注いでいます。とりわけ大事にしたのが”香港らしさ“。女は常日頃からおいしいと思っている香港中の店にブルガー総支配人を誘い様々な味を共有しました。いずれもスターシェフのいるような知名度が高い名店ではなく、街なかのこじんまりとして気どらない、でもソニアさんが”香港一”と太鼓判を押す店ばかりでした。

「こうして生まれた店のひとつが、香港の茶餐廳スタイルとメニューをとり入れた『ホルツ・カフェ』です。香港らしいデザインや雰囲気に身を置けるばかりではなく、ソニアと食べ歩いた絶品のチャーシューや茶餐廳でおなじみのパイナップル・パンが、ホテルならではの厳選された食材やクリエイティブな調理によって再現、提供されるのです」

にソニアさんの出身地でありユネスコ『食文化創造都市』にも登録された美食の地、広東省順徳の料理を盛り込んだ広東料理レストラン『レガシー・ハウス』。して古くから貿易で栄えた香港はインドから多くのスパイスが流通したことからローカルフードに溶け込んでいるインド料理文化にもちなみ、ラグジュアリーホテルでは珍しいインド料理店『チャート』を構えました。

たテキサスをルーツとしてきたローズウッドブランドの歴史と旗艦ホテルに敬意を払いテキサス地名を名付けた『ウルフ・ヒル』では、本場テキサス風のステーキハウスを提供。のようにこだわりと情熱、DNAが端々にまで散りばめられ、長期滞在しても飽きることのない、バラエティー豊かで個性的な”食の街”がローズウッド香港の中に誕生したのです。

して大切にしているのは食だけではありません。香港をとことん楽しめるアクティビティ作りやホスピタリティの強化に日々精進しています。

テルスタッフのひとりひとりが香港のアンバサダーであることを誇りとし、すべてのゲストの要望に応え、街を案内ができるような人材育成に努めていきます。してホテルをお訪ね頂ければ、そのおもてなしと空間に感動され、これまで何度も香港旅行を楽しんできた方ですら出逢ったことのない、新たな時代のホテルに驚かれ香港を再訪した意義を感じていただけるはずです。皆様の”お帰り”を心よりお待ちしております」

3月に突入し、開業に向けてのカウントダウンが始まりました。ローズウッド香港の扉が開く日、それは香港のホテル文化が新しい世界へと繋がる日だとブルガー総支配人によって知ることができました。

ローズウッド香港
【Rosewood Hong Kong】
住所:Victoria Dockside, 18 Salisbury Road, Tsim Sha Tsui, Kowloon, Hong Kong

電話番号:+852 3891 8888((代表・英語対応)
予約・問い合わせメールアドレス:Hongkong@rosewoodhotels.com
公式URL:https://www.rosewoodhotels.com/en/hong-kong/

協力・一部写真提供:ローズウッド香港
写真・文:泉美咲月(Satsuki Izumi)


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