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【BOOK 旅に役立つ本1】田村慶子編著 『マラッカ海峡 シンガポール、マレーシア、インドネシアの国境を行く』  北海道大学出版会刊

旅に役立つ本。4月~6月はAsian Journeyで特集中のマレーシアに関連する本をご紹介します。

 知りたい国、行きたい地域を俯瞰で見る

レーシアとは? マラッカ、そしてマラッカ海峡とは? Asian Journey『大人が旅する初めてのマレーシア 5泊6日のマラッカ&クアラルンプール』で興味を持たれた方へのご紹介。

書は北海道大学出版会の“ブックレット・ボーダーズ”シリーズによるもので人種、宗教、言語、歴史などの多様性に富み、ひとくくりにできないエリアとして知られる東南アジアを各地域に見識の深い有識者によって解説する学術書。

ラッカ海峡を挟むマレーシアのジョホール、シンガポール、インドネシアのリアウ諸島。中世は同じマレー王国だった3つの地域は分断され変貌を遂げた三カ国(地域)の、人、モノの交流と交差、協力をシンガポールを中心に綴っている。

和初期、二度に渡ってマラッカ海峡周辺の地域を訪れた詩人・金子光晴による『マレー蘭印紀行』からおおよそ90年。「Ⅱ マラッカ海峡ー安全と平和を求めて」の章ではマラッカ海峡、安全航行のために日本が果たしている役割なども踏まえ、地理や航路を解説。ひとつの国をきっかけに俯瞰で知識を深めたいと考える人におススメ。

『マラッカ海峡 シンガポール、マレーシア、インドネシアの国境を行く』
【目次】はしがき/はじめに/Ⅰ 地名から見る世界都市シンガポール/Ⅱ マラッカ海峡ー安全と平和を求めて/Ⅲ  コーズウェイー愛憎と共存のシンガポールとマレーシア/Ⅳ 「昭南島」-戦争の記憶を見る/Ⅴ ガラン島・レンパン島ー島に残る大戦の痕跡
著者:田村慶子(編著)/佐々木生治/本田智津絵/齋藤梨津子/岩下明裕
出版社:北海道大学出版会
定価:900円+税
仕様:ページ/配本日:2018年8月29日/ISBN:978-4832968424

Ⓒマラッカ海峡 シンガポール、マレーシア、インドネシアの国境を行く 田村慶子編著/北海道大学出版会
協力:北海道大学出版会


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