素晴らしい思い出と感動を与えてくれる旅。充実した日々を過ごすためには行先やスケジュールだけなく、健康や美容に気を配りたいところ。とくに髪や頭皮が気になる40代、50代のVoyager読者に向けて達人がヘアケアを伝授。2回目はシャンプーの仕方をご紹介させていただきます。
梅雨に突入し、湿度も高く髪や地肌にとって悩ましい季節となりました。こんな時は、いっそ今すぐ常夏のリゾート地へと旅立つのも良いかもしれません。でもその前に毎日のシャンプーの仕方を見直してみませんか? それだけで旅先でも美髪が保てます。
前回はシャンプーの選び方をアドバイスさせて頂きました。しかしどんな素晴らしいシャンプー&コンディショナーを手に入れたとしても、使い方ひとつで無駄になってしまう恐れがあります。そこで製品力を引き出す最強のシャンプー テクニックをマスターし、旅にも年齢にも負けない髪を作りましょう。
・第1回 旅と年齢に負けないヘアケア術1 シャンプー選びのポイント
思い出してください。毎日どんな手順でどんな風に髪を洗っていますか? 多くの方がなんとなく繰り返してきた習慣性の強い動作、癖でシャンプーしている傾向があります。悩みの種であるフケや抜け毛、匂いの原因になっていることも少なくありません。なによりバスタイムも大切なご自身の人生の一部です。そこで改めてシャンプーライフを見直していただけるようにシャンプーの仕方をご紹介させて頂きます。
①下洗い
ここで洗うのは髪の毛ではなくて頭皮です。そして頭皮までお湯が届くには時間がかかります。濡らすのではなく、まんべんなくお湯で洗い、脂を浮かすイメージをしてください。頭皮にお湯をためて洗うのがコツです。美容師にシャンプーしてもらう時、頭皮と手のひらにお湯を溜めているのに気づいたことはありませんか? ぜひ、その要領を真似て再現してみましょう。
またお湯が熱いと刺激になり、結果フケやかゆみ、抜け毛に繋がります。ぬるすぎても乳化しないので気をつけてください。38度前後が適温です。ここで頭皮の脂を6割は落とすつもりで丁寧に行ってください。
②シャンプーをつける
日頃、シャンプーを何プッシュしていますか? 適量を意識していないこともあります。またシャンプーを毎回同じ場所につけていては行き渡らないばかりか、洗いきれていません。まず各製品の適量を確かめ、手に伸ばしてまんべんなく髪につけるようにしましょう。
③掌で洗う
シャンプー剤をつけたところを意識しながらすべて洗ってください。顔に分泌が多いところと少ないところがあるように頭皮も同様です。頭皮のタイプや特徴を知ればトラブルも回避できるのです。意外と洗い残しがあるのが額やこめかみといった顔のまわり。この部分に湿疹ができやすい人はご自分で原因を作っている場合があります。
そして必ず掌で洗い、爪は立てないでください。頭皮を傷つけずに適度な刺激を与えつつマッサージができるスカルプブラシ プロフェッショナル(SHS)がおススメです。シャンプー前にブラッシングして髪のもつれをとるところから使用できるう上、ネイルをしている人、爪を伸ばしている人も気にせず快適に洗髪できます。
スカルプブラシ プロフェッショナル(ショート)
※サロン専売品となるためお近くの提携美容室でお求めいただけます。
発売元:エス・ハート・エス株式会社
電話番号:06-6346-5014(受付時間 平日10:00~18:00)
HP:http://www.s-heart-s.net/
また毎日シャンプーする方ならば2度洗い不要です。2度洗いを好むのであれば1度目で髪の汚れを落とし、2度目は頭皮をマッサージするつもりで行うといいでしょう。
④濯ぎ
しっかり濯いでください。掌にお湯を溜める仕草を思い出し下洗い同様、頭皮も丁寧に洗い流します。
⑤コンディショナーをつける
コンディショナーの特性と長所を最大に引き出すためにもつける場所、流し方に気を配りましょう。まずシャンプー同様に手のひらに伸ばし、髪の中間から毛先につけます。この時、指先にもコンディショナーをよく絡ませ、行き渡らせてください。
多くのコンディショナーは成分にヒアルロン酸といった保湿剤を含んでいるためにお湯に触れると膨張し乳化し威力を発揮します。そこでぜひひと手間かけて取り入れたいのがチェンジリンスというテクニック。コンディショナーの塗布後、髪に軽くお湯を軽くかけつつ指先でツルツルと馴染ませる、もしくは洗面器にお湯を溜めてサラサラと泳がすだけで違いがでます。そしてしっかり流してください。コンディショナーを残しておいても髪に栄養を与えてくれる訳ではなく、べたつきや酸化を招きます。
次回は髪を輝かせ、ボリュームを与える乾かし方やスタイリング剤の使い方をご案内します。
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